2008/09/14

Firefox 3.1 でカラープロファイルが有効になる

原文:Color profiles turned on for Firefox 3.1 by Percy Cabello -- September 14th, 2008

最新の Firefox 3.1(コード名 Shiretoko)ナイトリーはカラーマネジメントがデフォルトで有効になりました。

スキャナやカメラなどのキャプチャ機器でディジタル画像を作成すると、画像メタデータを含めることができます。これはそのカラーコードが標準カラー定義にどう対応するかを示すものです。このマッピングはカラープロファイルと呼ばれ、 キャプチャ機器から“見た”色を正確に再現するための重要な情報が含まれています。

コンピュータのスクリーンやプリンタなどの出力機器はまた、それ自身のカラープロファイルを提供しており、コンピュータに対してそれが表示する色が標準カラーにどう対応するかを指示します。

カラーマネジメントが有効になったアプリケーションが画像を開くと、出力機器のカラープロファイルを入手し、可能な限りよい状態で画像を表示しようとします。もし画像がカラープロファイルを含んでいれば、情報は完全になり、最も良い仕事することができます。

With color management disabled and enabled
カラーマネジメント無効・有効サンプル( Deb Richardson による提供)

性能上の問題と、カラーマネジメントが有効になったブラウザでのテストを行っていないいくつかのウェブサイトのデザインが壊れる可能性のために、Firefox 3 ではこの機能はデフォルトでは無効にされていました。そのため about:config から手動で gfx.color_management.enabled を true に設定する必要がありました。

今ではいくつかの性能面での問題が解決されたので、開発者は(カラープロファイルをもつ)タグ付けされた画像に対してこの機能を有効にしました。詳細設定 gfx.color_management.mode では3つの値、0: 無効、1:すべてで有効、2:(新しいデフォルト)タグ付けされた画像だけ有効、を設定可能です。

残っている性能面でのペナルティを削減し、すべての画像でこの機能を有効にするための作業が続けられていますが、少なくとも数週間後の Beta 1では部分的なサポートを得ることができるでしょう。

詳細は Bobby Holley のブログを参照してください。

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