2009/08/12

Firefox 3.6 は11月リリース予定、Personas と応答性に注力

原文:Firefox 3.6 on November, focus on Personas and responsiveness by Percy Cabello -- August 10, 2009 - 6:54 pm

Firefox 3.6(コード名 Namoroka) の初期の予定では、Personas、Ubiquity(ロケーションバーのコマンドライン)、Jetpack(軽量の拡張機能)、Prism(ウェブアプリケーションをデスクトップに配置)の機能が含まれることになっていましたが、数週間前、Firefox 開発チームが年単位の開発サイクルではなく頻繁な更新(今年後半)を行うことを決めたとき、これらが予定通りリリースされるかは明確になっていませんでした。

Namoroka のロードマップが更新され、それによると新しいタブを開く、Firefox を起動する、ウェブページをスクロールする、自動補完とロケーションバーの候補の表示といった一般的な作業がきびきびと動作するようにすることを目標にしています。

また、Personas も Namoroka に統合されることが確認されています。Personas はツールバーの背景に二つの画像を追加することにより見た目を簡単にカスタマイズすることができるアドオンです。数ヶ月前に最終版が公開されて以来、Mozilla の公式 personas リポジトリである GetPersonas.com は、Warner Bros. 自身による Harry Potters’ set を含む25,000 の投稿されたスキンがあると発表しています。

その他の機能としては、フォームとロケーションバーの自動補完の改善が先週リリースされた Alpha 1 でほぼ完成しています。

驚いたことに、ロードマップでは Windows 7 との統合の改善、具体的には JumpLists と Aero Peek については何も触れていません。これらは10月22日の OS の更新に飛びつく(私のような)何百万ものユーザにとって歓迎すべきものなのですが。

Firefox 3.6 Beta 1 は9月はじめ、Beta 2 が同末に予定されています。ここまでに Personas を含むすべての UI の変更と更新が完了しなければなりません。11月の正式リリースのために、リリース候補は10月に予定されています。

ロードマップどおりにことが進んだなら(あるいは少し遅れても)、Firefox にとって最速の開発サイクルとなります: 以前のメジャーアップデートはFirefox 3 の1年半を除けばすべておよそ1年程度かかっています。

次期リリースからフェードアウトされた機能には、Mozilla Labs の拡張機能の統合(Ubiquity、Jetpack、Prism)、前述の Windows 7 のサポート、サイトボタンからアクセスするサイト設定(site preferences accessible from the site button)、ファイルアップロードの改善、そして、いくつかの第二優先度の機能として、役に立つ新しいタブ、個人のウェブブラウジング解析を行う about:me、ID 管理のサポート(OpenID)、ダウンロードマネージャのファイル管理機能などがあります。

どのリリースでこれらの機能がサポートされるかは明言されていませんが、おそらくほとんどは来年半ばにリリースが予定されている Firefox 3.7 となるでしょう。3.7 のその他の主要な機能としては数週間前に発表されたよりネイティブな見栄えにする大きな Windows テーマの更新があります。

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