about:tab
新しいタブはそれ自身が目的ではなく、私達が必要なコンテンツを入手することを目的としています。これは、現状の新しいタブが追加されたときのブランクタブを、よりスマートで洗練された新しいタブページに置き換えるために Mozilla Labs が採用した取り組みです。

もちろん、これはまったく新しいものというわけではありません。Opera は(デフォルトでは)9個のユーザ定義リンクを持つスピードダイヤルという、この種の効果的な新しいタブページを実装したおそらく最初のブラウザです。これによりユーザは最も頻繁に訪問するサイトに容易にアクセスできるようになります。

Google Chrome は最も頻繁に訪問するウェブページを最近閉じたタブとともに表示するというもっと動的な手法を採用しました。

そして昨年以降、Mozilla の周辺にはこれに関するアイデアが湧き出てきました: Ed Lee の AutoDial(頻繁に訪問するサイト)、Atul Varma の Ambient News(ウェブフィードによるアプローチ)、Aza Raskin の 新しいタブのコンセプトビデオ(コンテキストサーチとシーケンス)。

about:tab はDan Mills によって開発された、これらのすべてのコンセプトを統合した Firefox の新しい拡張機能です。これは設定不要、無駄がない(streamlined)、礼儀正しい(polite)という3つの原理に基づいて、最も頻繁に訪問するリンク、ウェブフィード、コンテキストサーチ、最近閉じたタブを復元する手法を明確なインタフェースで提供します。

これは私の意図どおりに動作しておらず(閉じたタブやコンテキストサーチのリンクが出たり出なかったり)、決して頻繁に訪問などしていないと断言できるページが表示されたりするので、これらが便利であるとは感じられませんが、私はこのダッシュボードのアプローチは正しい取り組みだと思います。

さらに、これがもし拡張可能となるように設計されて、アドオンが Tweets(訳注:Twitter での発言)やウェブメール、天気予報など、ユーザが欲しいと思うコンテンツを入手するのに役立つ情報をこのページに追加できるようになるともっと良くなります。

about:tab を使用するには Firefox 3.1 Beta 2 かナイトリーが必要です。この拡張機能は Mozilla Labs から入手できます。